(2020年8月の講演会の記録です)
──じゃあ次にAさんに話してほしいんですけど、ちょっとご紹介しておきます。Aさんは仮放免者の会のリーダーの一人です。バングラデシュ人のリーダーです。1988年に母国での迫害から逃れるために日本に来ました。ただし当時難民申請ってどうやっていいかわからない。でももう一方で難民申請なんかしなくても、普通に生活できていた。ずっと長く日本で生活して来られた方です。Aさん結婚したのは何年前でしたっけ?
今4年……5年目。
──今日本人の奥さんと結婚、もうされています。もしもその結婚が4年前とかじゃなくて不法滞在者半減5カ年計画のころにすでに結婚していれば、Aさんにしても在留特別許可が出たんですけど、今厳しくなってるんで、日本人と結婚しかつ子供が産まれること、それがないと在留特別許可を出さないと言うことになっていますています。だから私達としては、まず当面ですね、昔の基準に戻せと。厳格化する前の基準に戻して、救済できる人からどんどん救済してゆけ、と入管に対してして主張しているというところです。じゃあAさんのほうからお話をお願いします。
バブル時代に来日
ありがとうございます宮廻さん。こんにちは私はバングラデシュ人のAです。さきほど宮廻さんからいろいろ僕のことも紹介してくれてありがとうございます。
僕は今日本で32年ぐらいいますね。日本に私が来た1988年には、その時はあの日本に外国人もあんまりいなくて、仕事もいっぱいあって、バブル時代で僕はそこで難民のことを色々聞いたんですけど、日本は難民としては何もわからないので、まぁ一番早い話はあなたは日本で何も悪いことしなかったら、もう日本大丈夫だよ、僕もやっぱり日本でだんだんだんだん住んで、もうやっぱり日本が私としては一番安全な国。
その中で私も、バブル時代に、警察に何回も、先ほど宮廻さんから聞いたように、何回も私つかまったんですね。つかまったというか警察とか取り締まりとか色々、家まで調べるために来たんですけど、その時まあ警察官が、「あなたはオーバーステイだけど真面目にしていれば何にも問題ない。ちゃんと仕事やってるの?ちゃんと国にお金を送ってるの?」警察が私に言ってるんですねそのときは。「ちゃんとお金送ってよ、家族に。真面目な人、悪いことしなかったら大丈夫」と。
そこで私ももう日本が私にとってはすごく安全で、その時だんだん難民のことももうしなくても日本が大丈夫、あと難民のこともその時代には何にもわからないし、日本人に聞いてもわからないですね。
摘発と収容
それでその流れでずーっといて、2009年の7月に入管と警察が来て私は仕事場でつかまったんですね。オーバーステイで。そこで品川入管に5ヶ月いて、2009年の12月15日に牛久入管センターに送られたんですね。そこで2010年の10月14日に仮放免で出たんですね。仮放免になる前に2010年に牛久入管で、さきほど宮廻さんから聞いた中でみんなでいろいろ団結して、ハンガーストライキして、いくら仮放免申請出しても認めないし、ご飯とか薬とかいろいろなことで抗議して、やっと2010年の5月ハンガーストライキして、その後みんなが仮放免で出るようになったんですね。
─Aさんすいません、仮放免になったの、さっき10月って言いませんでした?10月じゃないでしょ、6月。
あ6月でした、ごめんなさい、6月。
─ハンガーストライキやったすぐ後に仮放免になりましたね?
2010年の6月14日仮放免で。その時みんながやっと仮放免OKになって出るようになったんですね。そこから仮放免で出て、まあ仮放免で出る時私と同じみんな入管から体ボロボロになって出てくるんですね。中はちゃんとした薬も出ないし、病院も連れていかないし、あとご飯はまずいし、ストレスとかいろんなことで、みんなすごく私みたい体がボロボロになって出てくる。
仮放免者は保険がない
そこで仮放免で出てじゃあ今度はやっぱり自分の命が、誰でも命が一番良いですね。そこで病院に行くために保険がないと病院に行くことができないですね。そこで私達仮放免の人が保健がない。仕事ができない。仕事もできないし仮放免の人は仕事をするとつかまる。あと私たちはビザがないから健康保健をくれない。そのことで市役所で話ししたら、いや入管に聞いてくださいと言われる。入管に聞いたら市役所が保険を出すんだから私たちは関係ない、と言われる。まあどこ行けばいいか私たち判断ができない。保健がもらえない。ビザがないから、保険がない。
日本人はお金があるから、保健があるから、お金がそんなにかからないけど、私達が病院に行けば、たとえば日本人が2000円かかるとき、私3万とか4万ぐらいかかっちゃうんですね、お金。100倍10倍以上かかる。100倍10倍でも安い方。だから一回ちょっとでも病院に行ったら、最低でも1万5千とか2万ぐらいかかるんですね。そこで私たちも仕事もできないし、じゃあどうやって病院に行く?じゃあ死ぬしかない。それでやっぱり自分の命のために、病院にに行かないといけない。そこで入管にとか今までに、保険の事を色々市役所にお願いしているんですけど、保険がくれない。
仮放免者は仕事ができない
やっぱり私達も本当は仕事する権利、誰でも仕事する権利を持ってるんですね。もし私が障害者だったらわかるんですけど、仕事ができない人だから仕事していけない。私障害者じゃないから本当は私仕事して、世界でいろんな障害を持ってる人いるんですね、その方たちを私たちが助けるべき。逆に私がみんなから今助けてもらってる。それは男として人間としてすごく苦しい。その苦しみが仮放免者じゃないとわからない。その悩みのことがある、すごく悩みがある。それが他の方にはわからないですね。どういうふうに仮放免の人が仕事できないで、どのぐらい苦しいか、病院にいけなくて、どのぐらい苦しいかとか、生活がどのぐらい困っているかとか、やっぱり仮放免者じゃないと分からない。そこが、それが皆がわかってほしいですね。わかってもらいたいです。その苦しいこと。
仮放免者は定額給付金がもらえなかった
じゃあそこで今コロナ関係で10万円っていう給付をみんなもらったんですね。でも私達仮放免者は誰ももらう事ができない。私も何回も法務省とかに電話して相談したんですね。いくら話してももうあなたは7月25日か17日までに住民票がない人は貰えないという答え。そこで私に市役所の違うところの番号を教えて、そこに相談してくださいと言われた。そこも相談したやっぱり同じ話。あなたはビザがないからもらう事はできない。
でも僕の場合はあの日本人と結婚して一緒に住んでいる。私の奥さんが保証人になってる。私の仮放免許可書にも奥さんと住所とか一緒になっている。戸籍謄本もあるし、結婚している証明書もあるし、全部見せても市役所に話しても、認めくれない。あなたには10万円あげない、あなたがその住所に住んでることもわかってるけど、実際は住んでるけど、でも書類としてはあなたはそこに住んでいない、だからもらえない。やっぱり私たちも人間。だってコロナだって、仮放免者でコロナにかからない人いない。コロナの病気なんかそれは関係ないでしょ? 誰でもかかるでしょ? 苦しいのは誰でも苦しいでしょ? 私達も仕事しないし仕事できないし、もっともっと他の方 より苦しい。でもそれ給付金がもらえない。
私の奥さんだって生活のために一生懸命仕事している。私が仕事できないから、奥さんも病気を持っていて糖尿病。で、今コロナですごく危ないですね。レジの仕事をしていつかかってくるか、毎日不安で本当は辞めてもらいたい、仕事を。市役所行ってもそういう相談したんですね。奥さんに本当は仕事をやめてもらいたい。コロナにいつかかってくるか分からない。もしかかってくると糖尿病だから一番危ない。だからもうやめてもらいたい。そこでもし私に10万円、助けてくれればすごく生活が助かるんですね。仮放免者に皆に10万円だけ与えてくれれば、みんな助かる。いやそれができないと言われる。でも私毎日不安で奥さんが仕事行っている。毎日不安、レジの仕事で、いつ誰からかかってくるとか、仕事を辞めてもらいたい。でも奥さんが仕事を辞めると私の生活が困る。
入管職員にプレッシャーをかけられる
あともう一つ大きな問題は、奥さんが仕事しないと、私の場合は奥さんが仕事しないと、奥さんの給料の明細を私毎回仮放免の延長の時出さないといけない。もし出さないとあなたどうやって生活やってる、と入管職員がそこもすごくプレッシャーかけてくる。もし書類がないとあなた仕事やってるんじゃない、あなた捕まるよ収容するよとか、そういうことでも私の奥さんがすごく心配で心配で、もう生活も困るし、入管のことでも書類出さないといけない。そうするとすごく困る。不安で毎日心配で、治療やってるんですね。でもそれがみんながわからないです、私達が苦しいこと。それが私達すごく困って今、大変な状態にいるんですねみんな。仮放免者は。
検査ができない
結婚していない人もやっぱり仮放免で、仕事ができない。生活がすごく困ってる。病院も行けないし、保険がないからみんなが困って、やっぱり病院に行きたい。あとは実際私自分も病院に行って、病院に行ったら先生に、いろんなところを検査してもらいたい。でも私が保険がないから、保健がないから、あなたの色んなところを検査したいけど、あなたいっぱいお金かかるから、と先生も、まぁちょっと遠慮してお金かかるからやめる。検査しないですね。薬だけそれもできるだけ安い薬とか、あと色々なことでそういうふうにやってるんです。でも人生は一番体ですねみんな。誰でも。でも私たちが病気でも、どんどんちゃんとした病院に行くことできないから、みんなどんどんどんどん、体もっともっとボロボロになってるんですね。病気がもっともっと重くなってる。もっともっと大きくなって広がってるんですね。病気がもっともっと大きくなっているし私たち。
じゃあ僕が今は仕事できなくて保険がもらえないと、じゃあどうする私たちみたいな人がもう死んでもいいの?わたしたち人間じゃないの?例えば私も実際は仕事できない。私も心配不安毎日ですね。
家族も苦しんでいる
ただ私だけではない。私の命だけじゃない私の奥さんの命もあるんですね。私の奥さんも毎日心配してるんですよ。日本人もいるし永住者もいるし、その方たちのことも考えてほしい。私のことでその奥さんも心配して、自分の具合が悪くなっている。そういう人がいっぱいいるんですね。やっぱり旦那のことで、奥さんのことで心配して、すごく自分の体もダメになってるし、そこも入管が日本の法務省がそこを考えてほしい。ただ仮放免者の命でなくて一緒に奥さんと旦那さんと家族の命もここで危なくなってるんですね。病気になってるんですね、心配で、心配で。それを法務省とか入管が考えてほしいですね。
僕はみなさんを、仕事して助けるべきなのに、僕が今すごぐ皆から助けてもらっている。そこで凄く苦しい。
私たちは犯罪者じゃない
なぜそんなに苦しい思いして私たちは生活しないといけないの、私たちも人間。なんにも悪いことしてない。ただオーバーステイだけ。入管や法務省が私たち仮放免者が犯罪者だと言ってるんですね。でも私たちは犯罪者じゃない。それはみんな日本人にわかってもらいたい。私たち犯罪者じゃない、なんにも悪いことしてない。仮放免者は悪いことしてない。みんな普通の人間。他の方よりみんなすごぐ苦しい思いをして、生活している。
例えばご飯がない時は、他の方は例えば万引きをして、万引はもちろん悪いことですね。万引きして例えばコンビニとかどっかでパンとか万引きして食べると、警察に捕まって、万引はもちろん悪いことです。でも私たちが万引きでなくて自分の命のために、自分の家族のために仕事して、自分の生活するために仕事したら、入管につかまる。でもつかまったら3ヶ月ではなくて、何年で出てくるかそれがわからない。決まってない。1年2年3年、万引したら3ヶ月で刑務所から出る。でも私たちが自分の命のために、家族のために仕事したら、入管につかまったら、何年で仮放免がOKになるかそれはもう決まってない。未だに中にいっぱいいるんですねそういう人。それが法務省がどういう考えなのか。悪いことしてないでしょ? ただ自分のために仕事してるんでしょ? 自分のために仕事したいでしょ? だからそれがもう、入管がもう考え変わってほしい。
あと日本人の今日来てくれた人、皆さん本当にありがとう。みなさんの声がもうどんどんどんどん、抗議するとこの日本が変わるんですね。もう今の日本がすごく、私たちも日本人が大好き日本が大好き。私たちのために日本が一番安全な国。そこでたった何人かの日本人が、そういうことをやってるんですね。そこがやっぱりみんなで変えないといけない。みんなで考えないといけない。将来のすごく素晴らしい日本を作ってほしいですね。みんなで抗議してそれ作ってほしい。
あと仮放免が先ほど、先ほど宮迫さんから話でたんですけど、もし入管に見つかると捕まるんですね。じゃあ仕事しないとじゃあどうやって、じゃあ病院に行くこともできないでしょ。じゃあどうやって。後奥さんが例えば僕は結婚してる。だからまあ奥さん仕事してるからちょっと生活できる。できないけどすごく大変にしてやってるけど、例えば結婚してない人がその方達も、生活困るんですね。私たちも私も生活困る。そこが法務省が考え変わってほしい。
入管法改正について
あと入管が今新しく法律を考えている。じゃあ私達国に帰らないと、もう刑務所の中入れるとか。帰ることができる人は、もうこんなに長い時間日本にいないよ。みんな帰る人は帰っている。私たちはいくらつかまっても、いくらやってももう帰らないよ。ここで死ぬまでいる。私はここに家族がいる奥さんもいる。私は奥さんをおいてもう絶対帰らないから。だからいくらやっても入管がいくらいじめても、私たち帰らないよ。そこがみんなが、そういうふうに考えて、日本の入管に抗議して下さいよろしくお願いします。
なんでも痛み止め、ごはんもまずい
入管の中で何の病気があっても、なぜかみんなが体ボロボロになって出てくるんですね。入管の中では何があっても痛み止めとか、あとは安定剤を使うんですね。眠る薬。頭いたくても痛み止め。足痛いときも痛み止め耳いたいときも痛み止め。病院に連れて行かない。ちゃんとした先生に診てもらえないで、痛み止めあとは眠る薬、睡眠薬。もうみんなわかると思うんですね。眠る薬をあんまり飲むと、どんどん体が弱くなっちゃうんですね。そこでみんなの体がボロボロになってる。
後ご飯もちゃんとしたごはんじゃない。すごくまずくて古くて、おかずももう今までごはんのことで、いろんな問題が出ているんですけど、そのことでもみんながすごく苦しい思いしてもそこでいるしかないんですね。そういうことでも2年3年になっても、今中にいっぱい人がいる。そういう苦しい思いして皆いるんですね。なかなか仮放免がOKに ならない。なぜOKにならないの? 何も悪いことしてない。ただオーバーステイでつかまった、そこでそういう薬のせいで、仮放免がOKになって出ても、もう体がボロボロの状態でしょ。でも保健がない。病院に行くことができない。中でもちゃんとした病院に連れて行かないし、外でも私実際市役所に行って何回も話したんですけど、保険のこと保健もくれないし。それでやっぱりみんなのために、保健とか。
あと一番は、みんなにビザあげれば、帰らない人は帰らないですね、いくらやっても。事情があった人に、入管が見て法務省が見てビザ出す。出せばいいですね。だってみんな私たちみたいにみんな長く日本にいるし、仕事も日本人と生活もできるし、コミュニケーションもできるし、どこ行っても仕事できる。新しく日本に入った人よりも、私たちがもちろん日本のコミュニケーションもできるし、仕事もできるし、本当は私たちみたいにみんなにビザだして皆に仕事させれば一番いいですね。もしその中で誰か悪い事したら、もちろん悪いことしたらつかまっても私たちもそれが反対とか、なんで捕まえたとかそこで何も言わない。私たちにそういうチャンスをあげてほしいですね。日本以外どこの国でもそういうことあるんですね。
アメリカとか日本が一番マネするのはアメリカのこと。でもアメリカは5年とか10年居たらもうビザとか特別ビザあげるんですね。じゃあなぜ日本がそこを真似しないの、なぜ日本の入管がそこは真似しないの? 私たちにビザあげればみんなちゃんと仕事できるし、病院にも行けるし、もしその中で悪いことしたらもうそこでつかまえて法律通りなんかやればいいですね。でもそこがそれじゃなくて逆に私たちにもうつかまる、刑務所の中に入れるとか、そういう考えは、すごく残念なことですね。だからみんながそういう法律ができないようにみんなが抗議してほしいです。
今日いろんな方来ていますけど、その方たちも考えて入管に抗議してほしい。私たちも人間として認めてほしい。ただ私じゃなくて私みたいにいっぱい家族いるんですね。子供もいるし、あと奥さんもいるし旦那もいるし、その方たちの命も考えしてほしい。私たちのことでその方たちも考えて病気になっている。体が悪くなってるそこも考えてほしい。
ビザが出るべき人に出ればいい
あともうひとつは先ほども話しでたんですけど、日本で結婚して子供ができたらビザが出る。少しぐらい。少人数。じゃあそこで一つ聞きたいですけど、自分が今奥さんに生活を助けてもらえている。友人の方から助けてもらってる人もいる。じゃあ子どもできたら子どもにどうやって生活させるの?そのお金とかどうやってくれるの?誰だって子どもをつくるまえはやっぱり子どもの将来ことを、自分が苦しいけどでも、やっぱり誰だって子どものことを考える。将来のことを考える。子どもをどうやって育てるかとか、お金とか全部準備するんですね。そこで私自分が何にも出来てないのに、じゃあそうすると子どもつくってビザが出る。そのビザのために子供を作るしかない。ビザのために。じゃあその子どもの将来がどうなる? ビザが一番大事なのか、その子どもの将来が一番大事。子ども作ったらビザが出る。じゃあ子供はどうなるの? まあ子供ができたらビザが出るのは良いことですけど、でもそいういう考えがダメ。
ビザが出る人に子供ができないとか、子供ない人とか関係ない。ビザが出るべき人に出ればいいです。出てほしい。子供とか関係ない。何年一緒にいても、それが認められないこと、それがおかしいですね。だって私たちだって結婚するのは、同じ日本なのに同じ法務省の中に、法務局が認めてるんですね、私たちの結婚を。受理されている。ちゃんと戸籍謄本もらってる。そこでちゃんと認められているのに、同じ法務省の中で、じゃあ入管がそれを認めない。同じ国同じ日本の中で同じ制度の中で、こっちが認めこっちが認めない。そこもおかしい。じゃあそれだったら最初からもう決めればいいでしょ、あのもう日本で外国人は結婚できない、結婚しても認めない、と。こっちで認めている、こっちで認めない、そこがおかしい。そういうおかしいところを直してほしい。考え方が変わってほしい。みんなで入管と法務所と話しをしてほしいですね。日本の入管の考え変わってほしいです。
あと例えば一緒に、奥さんとか旦那さんとか、結婚している人も認めないことはすごく寂しいですね。たとえば私の奥さん日本人。日本人と結婚して、それはどこの国でも、その国の方と結婚すると、あと永住者と結婚すると、どこの国でも特別在留許可がもらえるんですね。日本がそれがない。みんな他の国を見てほしいですね。日本が合わせてほしい。
難民のこと
あと難民のこと。難民が今日本が0.4%ですね。世界で一番低い。今世界で私たちが見ても難民がいっぱい。いろんなことでいっぱい事件が起こってるんですね。そういう方たちも私たちも、日本に難民の人がいっぱいいるんですね。そこでたった0.4%に認めている。それが世界でほかの国でどのくらい認めているか。難民として。それを日本が見てほしいですね。もっともっと難民のルールを変えて世界と同じように、理由を見てほしいですね。何言っても、何回難民申請やっても、認めない。何言っても同じ理由。あなた書類が足りない。あなたは日本に来てから6ヶ月じゃないから認めない。同じ理由でみんなダメになっている。でもほかの国はいっぱい難民を認めてるんですね。そこを日本が、もっともっと見てほしい。もっともと心を開いて、日本の難民のこともっともっと心を開いて、もっと見てほしい。
そうじゃなかったらじゃあ難民受け入れやめればいいですね。たった0.4%という意味がないだったら、難民受け入れやめてほしいですね。日本が難民受け入れ国じゃない、それをみんなに知らせれば、じゃあみんな難民申請を出さない。今たくさんの人が難民申請を出しているけど、そこで難民が認められない。難民が認められない。どんなことでも難民が認められない。ほかの国を見てほしいです。何%くらい世界で何%ぐらい難民を認めているの?日本が何%認めているの? あと仮放免の人が今どうやって生活しているの? どのぐらい苦し い生活やってるの? もし私たちの立場であの人たちいればどうなってるの?
一回逆パターンで人間として考えてほしい。私たち仮放免者の立場で、もし自分がそういう風になったら、どのぐらい苦しくなっているの? 自分の家族がどのぐらい大変になってるの?仮放免者の人なんで仕事やってるの? あと外国人なんで他の国に行ってるの? とか、あと私たちがなんでここにいるのかそれをもっともっと考えてほしい。もっともっと考えて心を開いて、もっと認めて欲しいですね。もっと皆の命のことをもっともっと考えてほしい。みんなの命のことをもっと大事にしてほしい。
私たちのことではなくて私たちの奥さんも旦那さんも、みんなのことを考えてほしい。みんなに大事にしてほしいですね。
おわりに
いっぱい話したいけど、時間が今日は限られているから、本当はたくさん話したいですね。もう今おそらく時間がオーバーになっていると思うんですねだからもっともっと心の痛みをいっぱい話をしたいこれで以上です。よろしくお願いしますみなさんありがとうございます。こんな暑いところで私たちのことで話を聞いてくれて、本当にありがとうございます。どうもありがとうございます。これからもよろしくお願いします。仮放免者のかたたちのことをよろしくお願いします。ありがとうございます。